敏感肌の対策

お肌に刺激を感じる敏感肌の女性のイメージ

敏感肌のせいで化粧品がお肌に沁みるようになったり、さらなる肌トラブルになったりと、敏感肌にお悩みの方も少なくないのではないでしょうか。お化粧品やスキンケアでは楽しめなくなるかもしれません。

そこで今回は、敏感肌の対策をテーマに、敏感肌の方がこれからできる対策や、敏感肌にならないための対策を紹介していきます。

敏感肌の状態とは

敏感肌というのは、お肌のバリア機能が正常に働かなくなり、ちょっとした刺激でも過敏に反応が出るお肌のことを指します。

例えば、

・洗顔料で顔を洗うと赤くなる

・化粧品を使うと刺激を感じる

・タオルや衣類が擦れるだけで刺激を感じる

バリア機能の低下によりこういった刺激を感じる場合は「感覚刺激」と言い、刺激が強くない化粧品を使っていても敏感にピリピリと感じ取ってしまいます。

お肌が外部刺激を受け続けることで、「かゆみ神経を伸ばす物質」の分泌が続き、健康なら真皮の下にある「知覚神経線維(かゆみを感じる神経)」が肌表面に近いところまで伸びるからです。

これらはバリア機能が正常に働くことで、感じなくなる可能性が高いです。

では、バリア機能を正常に保つにはどうすれば良いかというと、しっかりと乾燥対策を行うことです。

年齢、季節、紫外線ダメージや誤ったスキンケアなどが原因でお肌の乾燥が進むと、バリア機能が低下した状態となります。これが進行することで敏感肌になるのです。

敏感肌の対策4選

敏感肌の対策はしっかりと保湿をすることは、前述のメカニズムでおわかりいただけるかと思います。

ここでは保湿以外の対策をご紹介致します。

1)お肌を清潔に保つ

メイク汚れが落ちていないことや、お肌が清潔に保てていないとお肌は酸化してしまいます。お肌の酸化も敏感肌を進める原因の1つです。丁寧なクレンジングや洗顔を心がけるようにしましょう。

2)お肌への負担を減らす

洗顔の際にタオルでゴシゴシ擦ったり、自分に合っていないスキンケアを行うことで、摩擦や刺激が敏感肌を進めます。洗顔の際は、すすぎ残しがないように洗い流し、タオルで優しくぽんぽんと顔を拭くようにしましょう。また、使うとお肌が赤くなったりするスキンケア・化粧品はお肌に合っていないと判断して、使用するのは控えるようにしましょう。

3)使う化粧品は全成分表示を見て厳選する

どんな成分に反応してお肌に刺激を感じるのか、逆にどういう保湿成分が配合された化粧品を使うべきか、こういった判断をするためには、全成分表示を見て成分の理解をしておくことが必要となります。

アルコール、PG、合成着色料のものを避けたり、セラミドやシアバター、スクワランなどが配合された化粧品を選ぶなど、自身のお肌に合う化粧品を選ぶようにしましょう。

4)良質な睡眠をとる

睡眠が美肌の基本であることは、皆さんご存じだと思いますが敏感肌の対策でも同様に良質な睡眠を確保するようにしましょう。

寝る前のカフェインやアルコールは避け、抗酸化作用のあるメラトニンを増やすためには、電気を消して寝ることもポイントです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?敏感肌の対策をご紹介しましたが、すぐに実践できることから、少し知識を蓄える時間を要する対策もあったかと思います。今、敏感肌の方は自身のお肌のバリア機能が低下していることを自覚し、実践できることから徐々に対策していくことをオススメ致します。